グリーンドクターによる樹木診断
先日、関市の武儀東小学校からぎふ森林づくりサポートセンターに校庭の巨木に関する相談がありました。「以前、幹にある空洞をFRP及びパテにて閉塞処理を行ったが、さらに空洞だ出来たり、パテが割れたりしているので、調査をお願いしたい」との相談でした。さっそく、中濃地区のグリーンドクターにお願いをし、現地に行っていただきました。
その調査報告が届きましたので、ご報告します。今回は診断を行う前の事前調査という形で、樹木の生育環境を中心に現場確認及び聞き取りを行い学校へ報告しております。
今後は、学校からの対応を踏まえ本格的な診断を行うか検討するとのことです。
※グリーンドクター→ http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11511/greendoc/index.htm
以下調査報告(事前調査)概要(抜粋)
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■調査日 平成19年1月26日(金)
■調査者 グリーンドクター(近藤・太田・臼井)
■所在地 関市富之保 武儀東小学校
■科 名 スズカケノキ
■樹種名 モミジバスズカケノキ
■樹高・幹周 9m・247cm
■樹木の管理状況及び状態
・1985年ごろ同敷地内から移植された。移植時の写真から
大きく鉢を壊しており、この時に1度樹勢が衰えたことが
推察される
・1995年12月幹にある空洞をFRP及びパテにて閉塞処置
・近年、毎年9月末にシルバー人材にて剪定
・空洞部に設置されたFRPが一部割れている
・枝ぶり、空洞部周辺における樹木自身の補強の様子など、
現在樹勢が特に衰えた様子は見られない
・土壌が踏圧によって固結している
■対 処
・学校側から強風による倒壊の可能性が危惧されたが主幹
が切り戻されており、樹高が低いことからその恐れが少な
いことが推察された。なお、そのような強風時には人が近
づくことは無いと回答を得た
・空洞部の処置について樹勢との関連が無いことの説明を
行った。しかし外見上の美観から撤去せずこのままの状態
にしてほしいとの要望を受けた。
・固結した土壌では根が呼吸できないことの説明を行った。
また樹冠投影部を立ち入り禁止にするのが最善だが、非常
に難しく教材として子供達に説明するとの回答を受ける
・現状では樹勢から判断すると特に緊急を要する対策は必要
ないと考えられる。ただし、土壌条件が良好でない為、今後
とも状態をよく観察する必要があると考えられる。

<樹高9mのモミジバスズカケノキ>

<かつて閉塞処理をした箇所>

<事前調査の様子>


